サイクリング中2人死傷の記事を見て

画像10月27日、吉井川(岡山県一級河川)の車が通れない堤防道路でサイクリング中の男性2人が、対向してきた軽乗用車と衝突、死傷しました。車はかなりのスピードで走行、そのうえ正面衝突では自転車用ヘルメットが全く役に立ちません。現場は数百メートルにおよぶほぼ直線道路ですが、急に眼の前に現れた車への驚きと恐怖を推し量るとやりきれません。現場は片鉄ロマン街道の近くの自転車専用道です。最初に新聞を見たときはでなぜ?と不思議に思いました。



事故の起こった堤防道路は堤防沿いの田畑や公園へ出入りするため、旧熊山町(現瀬戸内市)が堤防を占有許可申請して市(町)道として運用してきた道路です。しかし幅員が4mしかなく幅2m以下の小型車限定として供用するため2本のポールで通行規制しています。幅2mを越す自動車はそうそうありませんが・・・。軽自動車を運転していた加害者の責任は当然問われますが、道路管理者の責任は無いのででしょうか?新聞記事によると、この堤防道路は県道96号線の抜け道として利用する車があるとのことです。この事実を知りながら?、または予想して適切な通行規制をしなかったことの責は問われてしかるべきだと思います。



河川敷はみんなが散歩したり、遊んだり、スポーツをするところであり、堤防道路はそのためのアプローチのはずです。当然、多くの人が堤防道路は、人・車優先で車が通行を遠慮する道=比較的安全な道だと思っています。しかし現実は、堤防道路は車も通行します。自転車専用道でさえ、通行規制(用途限定)を無視してポールをすり抜けて侵入してくる車とちょくちょく遭遇します。もっと悪質な場合、道路管理者が設置した通行止めを引き抜き、道路の片隅に投げて進入する輩もいます。残念なことですが、堤防道路(へたをすると自転車専用道でさえ)でも、本記事のように事故は起こるのです。
※やむなくか、意図してかを別にして堤防上を一般道路化している所もありますが、一般的にはという話です。



皮肉なことに、瀬戸内市役所は「自転車が走りやすいまち」を目指し自転車通勤を奨励した矢先に、責任の重い管理職職員を失うことになりました。事故には自分の注意だけでは避けられない事故もありますが、この記事を見られた方は、安全なサイクリングを心掛けて自分の身を守ってください。たまたま本記事を見られた道路管理者の方は、こういう悲劇が二度と起こらないように通行規制や監視等よろしくお願いいたします。自転車専用道でもありますが、「車が通行する」旨の明示、通行車両を許可車両に限定等、適切な施策で防げる事故もあろうかと思います。



※本記事は、朝日新聞10月30日朝刊の岡山版が出典です。ローカルニュースで多くの人の目に触れないであろうこと、ニュース記事はリンク切れになる確率が高いことを考慮して記事にしました。








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