ジュリアTI/TIスーパー/スーパー

画像ジュリアベルリーナは「醜いジュリア」のニックネームで親しまれていますが、実は本格的な風洞実験が施されたこの当時では極めて珍しい空力テクノロジーが導入された世界最初のサルーンでした。そのボクシーなスタイルとともに、フロントグリルの大小一対になった異型4灯ライトと伝統の「アルファの盾」の組み合わせがクラシカルで印象的です。流麗ではないが、個性溢れるジュリアの姿は40年以上を経た今もなお、色あせることなく多くのファンをひきつけています。上の写真はミニチャンプスのアルファロメオ ジュリア 1600 1970 レッドです。


ベルリーナ生産の17年間の流れを、年代を追ってまとめてみました。製造年月とか、製造台数等諸説がある事項もあります。また間違った記述があればご指摘ください。訂正しますのでよろしくお願いいたします。


・1962年、最初のジュリアである4ドアセダン、TIが誕生します。TIは、1570ccのエンジン(ジュリエッタのボア4mm、ストローク7mmの拡大判)とシングルキャブの組み合わせで92HPを発生し、最高速は165km/hに達しました、当時の4ドアセダンとしては十分に高性能でした。このモデルは1967年まで生産され、7,1000台あまりが生産されたと記録されています。


・1964年、ジュリエッタから引き継いだDOHC1290ccのシングルキャブエンジン(78HP)を搭載した、燃費と経済性にすぐれた1300が登場ます。販売台数的にはこちらが主流でした。1300はヘッドライトが4灯から2灯タイプに変更されたのですぐ識別できます。


1966_ALFAROMEOGIULIA1300_118.png・1965年には、1.6リッターエンジンにツインキャブを搭載したスーパーが発売されます。限定生産車「TIスーパー」のエッセンスを注入したモデルで、1969年にはエンジンが102HPまでパワーアップされています。好ましいスポーツサルーンとして人気を博し、1972年まで生産されました。また、1300の高性能バージョンとして1300TIが登場します。エンジンはジュリア系のものに改められ、同じ1290ccながらツインキャブを与えられ82馬力/6000rpmにパワーアップしています。1300TIには1300にはない、バンパーにオーバーライダー付くのが特徴です。上の写真はミニチャンプス の1/18 アルファロメオ ジュリア 1300 1966年 ダークレッドです。


画像・1970年、1300TIと同じツインキャブながら82HPから89HPまでチェーンされた1300スーパーが、追加されます。1300スーパーは1300TIと同様、1972年まで生産されます。
写真は、AlfaRomeoGiulia16001970Ochreです。※オクラ=黄土色






・1972年になって車種体系が見直され、スーパー1.3スーパー1.6の二種類に整理されます。デビューからすでに10年が経過し、後継モデルともいえるアルファッタがデビューしたためです。両モデルは、実質的には1969年にマイナーチェンジされたジュリアスーパー1300と1600で、トランクリッドのエンブレムが違うだけです。


・1974、ジュリアの最終バージョンであるヌオーヴァー・スーパー1600ヌオーヴァー・スーパー1300)が登場します。後継車種であるアルフェッタ・サルーンが登場後も、アルファロメオのベーシックサルーンとしての人気は衰えることなく最後のMCを実施したのです。このモデルの特徴は、異型4灯式ヘッドライトがオーソドックスな4灯式ヘッドライトに変更されたことで、これによってフロントの印象はアルファッタ似になりました。このモデルには、ディーゼルエンジンバージョンもありディーゼルエンジンを含めて78年までに10万台あまりが生産され、次のモデルであるジュリエッタへとバトンタッチします。



1966_ALFAROMEOGIULIASUPERMonte~PROGETTOK.jpgジュリアTIスーパー
1963年,4月のモンツア・サーキットでアルファロメオによるレーシングモデル・ジュリアTIスーパーが発表されます。圧縮比を高めツインキャブ>レターが与えられたエンジンは112HPを発揮し、100kg軽量化したボディーに組み合わせられます。有名な「クワドロフォリオ・ヴェルデ」のデカールがフロントフェンダーに貼られること、4灯式ヘッドライトの内側2灯が除かれてメッシュ張りのグリルになっている等々でノーマルと一目で識別できます。ホモロゲーション獲得のため僅か501台が生産されたジュリアベルリーナの「特別」であり、日本にも1台だけが正式輸入されました。写真は1966_ALFAROMEOGIULIASUPERMonte~PROGETTOKです。ラリーモンテカルロ1966バージョンです。


画像
二つ目と四つ目
写真ですが、赤と黄土色のどちらもミニチャンプス製で、赤いほうがAlfaRomeoGiulia1970Red(品番400120901)です。車種を特定できる記述がパッケージにないのですが、二灯式ジュリアであること、オーバーライダーが見えることから1300TIと思われます。黄土色はAlfaRomeoGiulia16001970Ochre(品番400120902)です。発売時の紹介記事にアルファ・ジュリア1600スーパーとコメントされていました。




1970_AlfaromeoGiuliaPOLIZA.jpgポリス仕様
AlfaRomeoGiulia1970POLIZIAの写真です。1600スーパーをベースにしたポリス仕様です。よろしかったらそちらもごらんください。ポリス仕様の過去記事もココにありますので、よかったら見てください。









この記事へのコメント

この記事へのトラックバック