アルファ90

画像ジュリアの系譜(ココ)にすでに書いたように、ジュリアの時代を、ひとつの頂点ととすると、あとは下るのはしごく当然のことです。70年代のイタリア経済は、度重なる労働争議、2度のオイルショックショック等低迷を続ける理由に事欠かず、産業復興公社の管理下で慢性的な経営難に陥っていたアルファロメオもまた、80年台をむかえても低級飛行を続けていました。




1984年、誕生から12年を経過し古さが隠せなくなっていたアルフェッタですが当時のアルファロメオは経営危機の只中にあり、新型車開発資金が乏しかったため、アルフェッタの機械部分はそのまま継承し、下位モデル75をデザインしたエルマンノ・クレッソーニのデザインによる新しいボディ外板を与えられてアルファ90が登場します。翌1985年には早くもフェイス・リフトが行われ、90スーパーとなりますが、この年に登場したルファ75との棲み分けが難しくなり、1990年まで(会社が)生き延びることを願って命名されたアルファ90ですが、1987年に新世代の旗艦、アルファ164が現れると、その短い生涯を閉じます。


90の唯一の積極的な特色はアルフェッタには与えられなかったV6・2500ccエンジンが最上級バージョンに与えられたことですが、これはほぼ同時期に従来のトップモデル、アルファ6も生産中止され、90がアルファの最上級サルーンの役割を負わされたためです。90のスタイリングは、アルフェッタのイメージは残すものの平凡であまり印象に残りませんが、内装・特にメーター周りはけっこうがんばっているかと思います。(YouTubeにちらっとでています)


90ははイタリア国内専用モデルの性格が強く、輸出された数はごく少なく、日本にも正規輸入はされなかったためなじみのないモデルです。ミニカーもまた、少なく一番上の写真はペゴのalfaromeo90です。








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