Alfa 6 (セイ)

画像1979年、それまでアルファ・ロメオのトップレンジを保っていた2000ベルリーナ(ジュリアの拡大版である1750の2000ccエンジン換装版)に代わる形でセイ(イタリア語で6の意味)がデビューします。フラッグシップとして企画された大型高級乗用車ですが、ベースとなったのは2000ccクラスの中型車、アルフェッタで、ドアパネルなど共用部品も多く、サスペンションも共用しているため車格の割に妙に車幅が狭いバランスの悪いモデル(4.8m近い全長に対し、全幅は1.7m足らず)となってしまいます。また、1973年の第一次石油危機などで開発が遅れた結果、アルフェッタから実に7年もも発売が遅れ、6のスタイルはデビュー当初から古くささを感じさせるものでした。Norevのアルファロメオ 6 セイ・ベルリナです。


1983年にはマイナーチェンジされ、ヘッドライトが角型2灯式に改められ、1985年にアルファロメオ・90に世代交代して生産中止されるまでに1万2,070台が生産されます。登場が遅きに失したため、商業的に成功したモデルではありませんでした。日本にはデビュー直後、当時の正規代理店伊藤忠オートによって、サンプル的に数台が輸入されただけで、日本のアルフェスタにもなじみの薄いモデルです。


この車で最も注目すべきは、その名前の由来でもある6気筒エンジンです。1968年に2600が消滅した後、10数年ぶりとなるこのエンジンは、改良を重ねられ四半世紀もの永きに亘って第一線で活躍、フィアット・グループ内の他メーカーにも流用されて史上最高のV6エンジンとの誉れを受けることになります。この60°V6SOHCユニットは164/155/156/GTVなどその後のアルファ・ロメオ各車に搭載されており、中古車になりますがその名器たるゆえんが手軽にいまのなお楽しめます。


アルファ6のミニカーは極めて少なく、Norevの6はそのひとつです。品質はいいとはいえませんが雰囲気はあると思います。











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