1750/2000ベルリーナ

画像アルファ・ロメオの最上級サルーンである2600(6気筒)のカタログ落ちが決定されると、ジュリア・スーパーのアッパークラスに相当するモデルが待望され、マーケットのリクエストに応えるかたちで1968年、1750ベルリーナが発売されます。ジュリア・スーパーのモデルチェンジではなく、併行生産というかたちでした。ジュリア系ベルリーナの記事で簡単に触れましたが、アルファロメオ1750ベルリーナには、ジュリアの名こそつかないもののウインドウスクリーンをはじめ多くのパーツをジュリアと共用する、実質的にはジュリア・スーパーのストレッチ・バージョンでした。上の写真は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』にあった2000ベルリーナの画像です。


ベルリーナのみホイールベースが2350mmに延長され、ベルトーネにより美しくシンプルな、ジュリア・スーパー系を引き伸ばしたようなデザインのボディーを与えられ上級感を演出しています。またベルリーナのエンジンはボア×ストロークとも延長した1779cc4気筒アルファツインカムエンジンですがレブリミットは7000 rpmから6000 rpmに下げられ、セダン用に低速域で扱いやすいよう改善されています。本来であれば「1800」の名前がふさわしいのですが、戦前の名車にちなんで「1750」と呼ばれました。このへんの事情はスプリントやベルリーナと同様です。室内はホイールベースの延長もありスーパー以上に広く、またトランクルームもボクシーなボディーのおかげで広大でした。1750ベルリーナは高性能で実用性に富んだ4ドアセダンとして好評を博し、1972年までに11.880台(輸入台数は287台)が生産されたヒット作になりました。


1971年に1750GTVが2000GTVに変更したのと同時に1750ベルリーナは2000ベルリーナへと移行します。 1962ccまで拡大されたエンジンは、ついにボアがφ84.0なりとブロックの限界でした。2000ccのエンジンは、、クーペ、スパイダーにも与えられ、それぞれがジュリア・シリーズの最終系ともいえるモデルです。

1750との外観上の違いは1750の大小異型4灯が、2000では完全な4灯式になったこと、フロントグリルの横桟が7本から1本に変わっており、見分けがつきます。1972年に新世代たるアルファッタがデビューしますが、当初アルファッタの主力が1.8ℓだったこと、サイズも一回り小さかったこともあり2000ベルリーナは1977年まで上級モデルとして作られます。総生産台数は89,840台(輸入台数は418台)です。







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