ジュリエッタSZ

画像ジュリエッタ・シリーズはアルファロメオにとって未曾有の大ヒットモデルとなりますが、中で最もチューンの高いのが、SS(スプリント・スペチアーレ)とこのSZ(スプリント・ザガート)です。1959年のトリノショーでデビューしたSZはジュリエッタシリーズの最高峰というべき憧れの存在でした。コンペティションを目的としたSZはフロアパンやパワートレーンはスパイダーと共通ですが、ボディはアルミ製で、デザインと架装はザガートが担当しています。写真はバングの1960AlfaLomeoジュリエッタSZです。



SZは当時の1300ccとしては驚異的な性能を誇り、61年タルガフローリオのクラス優勝をはじめ、無数のラリーやレースでの活躍は多岐に渡っており、アルファロメオとザガートの名声を共に高める上で大きな役割を果たします。


   

現在、その余りにも可愛らしいスタイルから真のパフォーマンスを見逃されがちなジュリエッタSZですが、基本はあくまで強力なレースカーです。空力を優先するデザインが重要視されるようになってから、速いクルマ、強いレースカーと美しさや可愛らしさが両立し得なくなりますが、1970年代までは辛うじて両立していたのではと思います。



アルファロメオ・ジュリエッタSZは1961年の終わりまでに合計200台余りが生産されます。サーキット上でのアルファの伝統は63年に、より高度なチューブラーフレームを持つTZにバトンタッチします。



ちなみに、プライベートレーサーのドーレ.レート.ディ.プリオーロの求めに応じてザガートがジュリエッタにオリジナルボディーを換装したことに端を発するジュリエッタSVZ(スプリント・ヴェローチェ・ザガート)は、アルファロメオモデルではなくザカートのモデルとして17台が作られています。ジュリエッタSVZのレースでの活躍が知れ渡るにつれて、アルファロメオ社内でもその存在が大きくなり、ザガートとの交渉の結果、新たにアルファロメオ純正のザガートボディモデル(SZ)が作られることとなったのです。







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