アルファロメオ1600JUNIOR Z

画像ミニチャンプス製アルファロメオ 1600 JUNIOR Z 1972 イエローのミニカー(品番:436120720)です。5月20日前後の発売です。


ジュニアZは、1969年のトリノ・モーターショーでヒット作であったジュリアGT系のスペシャルモデルとしてデビューします。ジュニアZの「Z」はいうまでもなくカロッツェリア・ザガートのイニシャルです。いわば1300GTジュニアのザガートボディ・バージョンですが、従来のザガート製アルファロメオ(ジュリアTZ・ジュリエッタSZなど)と異なり、レース出場を目的としない純粋のロードカーとして設計されています。ちなみに、1989年に登場するSZ(RZ)がザガートが関与する最後のアルファです。


アルファ4気筒ツインカム1.3リッターエンジン(89HP/6000rpm)は5段ギアボックスとともにジュリア系ショートシャシー(ホイールベース2250㎜のスパイダー用)に乗せられ、2座クーペボディを架装した970kgのジュニアZを、0~400mを18.9秒、175km/hまで引っ張ります。1972年、小変更と同時にエンジンを1570ccに拡大し1600ジュニアZに発展します。


ジュニアZは、当初からジュリアの部品を流用して大量生産が予定されており、カロッツェリアの近代化路線(デザインのみではなく少量の特殊なモデルの生産委託を全面的に引き受ける)の結果、ジュニアZはこの種の車としては異例に多い、1510台(1975年までに1300が1108台、1600が402台)が生産されました。このカロッツェリアの多角化路線ともいうべき積極経営策は、カロッツェリアに多額の設備投資を強いることとなり破綻することは、ごぞんじのとおりです。


日本へは新車当時には当時のディーラー、伊藤忠オートがサンプル的に少数輸入しただけでしたが、4灯式ヘッドライトを透明アクリルカバーで覆い、アルファロメオの証である楯を切り抜いて表現するザガートらしい独創的デザインに心引かれる人が多く、また、この種の車としては比較的扱いやすいためにヒストリック・スポーツカーとして人気が高く、相当数が中古車として並行輸入されています。


画像左はスパーク社製の1970モデルのジュニアZ1300です。このモデルは、人気が高く再販(スパークは再販が時々あります)されたと記憶しています。ミニチャンプスと比べても遜色ないできだと思います。1600と比べ全長が短いのが特徴でリアオーバーハングが精悍な印象を受けます。



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